【融資成功事例】大崎五反田でタイ料理屋を開業。飲食店を成功に導く秘訣とは?

今回は、弊社のお客様で創業融資に成功されたTさんの融資成功事例について、インタビューをもとに記事にさせていただきました。

タイ料理に対する深い愛と、地元五反田の人にその味を届けたいとおっしゃるTさんが、どうして開業しようと至ったか、そしてどのようにして融資成功にいた立ったかを深掘りして聞いてきました!

タイ料理巡りをしている時に出会った荏原町のお店がきっかけで

創業のきっかけ

もうかれこれ18年以上の料理経歴のあるTさんですが、10年ほど前に偶然立ち寄った荏原町のタイ料理屋「ポーモンコン」の味に魅了されたのが、今回の開業に至るきっかけとなりました。

荏原町でのタイ料理の味に感銘を受け、オーナーのタイ人に直接レシピを教えてもらい、何度も通う中で、タイ人直伝のこの味を多くの人に提供したいと思うように。
自身のタイ料理歴ともあいまって、「これは独立してもやっていける」と確信をしたそうです。

ヒアリングを重ねて見えてきた創業者の強み

Tさんの創業融資申請代行を担当させていただき、定性的な情報をヒアリングしていく中で分かったことは、


①Tさん自身が並々ならぬ熱意を持って事業に対する考えを語れる
②地元五反田からの根強いファンが既にいらっしゃる
③タイ料理の経験が豊富だったこと及び前店舗での営業実績があった

ということでした。
日本政策金融公庫が融資を優遇する条件として、「開業する業界において半年以上の経験があること」を挙げていますが、飲食の経験が長いことはかなりの加点ポイントになります。また、前店舗での営業実績があることも創業計画書の説得力を高めるものであり、こちらも融資を進めるうえで、有利に働く材料となりましたね。

 

850万円の融資がおりるまでに作った創業計画書

日本政策金融公庫で融資をするにあたり、「創業者が借入希望額の1/10以上の自己資金を持っていること」の条件(実際には1/3以上が望ましいです)もなんなくクリア。


・自己資金が100万円以上あること
・過去に公共料金の遅延がないこと
・創業者に開業業態における業界経験が半年以上あること
・事前に開業する土地を抑えていること

という基礎条件を満たしていたので、あとは説得力のある創業計画をつくり、如何にして希望の金額を引き出すかということに注力することができました。

設備資金・運転資金の内訳


もともとあったお店をそのまま使うという、いわゆる居抜きの状態であり、造作譲渡で厨房機器等の設備資金にお金がかからなかったことで、設備資金を抑えることができました。

また運転資金は、人件費、仕入れ、家賃等にかかる費用を3~4ヶ月分載せました。

具体的な内訳は下記の通り。

<設備資金 180万円>
保証金 180万円

<運転資金 920万円>
商品仕入 209万円
人件費 103万円
家賃その他経費 277万円
造作譲渡 150万円
引継借入金 180万円
不動産取得費 20万円

自己資金を差っ引くと希望融資額は850万円という計算になりました。

難なく850万円満額が着金。今回の成功要因とは?

公庫担当者を納得させるために、創業計画書と別で作ったスライド

今回Tさんの申請代行をさせていただくにあたって、「Tさんの創業に対する想いを叶えるべく、全力でサポートしたい」と思った我々融資チームは、創業計画書とは別で公庫担当者向けに別のスライド資料を作りました。

とくに意識したのは借入返済計画のところ。相手も銀行員である以上、いくら熱い想いを語ってくれたしてもお金が返ってこないのなら融資をしてくれません。そこで我々は、緻密に計算した借入返済表をスプレッドシートで作成し、スライドに強調して反映しました。

このように

①担当者が見るべきポイントを理解した上で作る創業計画書や補助資料があること
②創業者の経験や熱量が十二分にあった

ことが、数ある創業融資の案件の中でも差別化を図り、担当者に説得力のある説明をできたことが成功のポイントになったのではないでしょうか。

今回の融資について改めてTさんに伺ったところ、
「資料の作成、プレゼンの作成サポートが良かった。それが時短にもなったし、面談前のリハーサルをしてくれて、着金までのイメージがついた。」とおっしゃっていただけました。
我々としても、Zoom面談及び公式lINEでの対応など、Tさんにはご面倒なやりとりにご協力いただき、本当に感謝しています。

五反田・大崎から徒歩7分ほどのところに位置する「バンコク食堂ポーモンコン」。

ポーモンコンさんにお邪魔するまで、実はパクチーを食べられなかった私ですが、「生のホーリーバジルを使ったガパオライス」をいただいてから、パクチーが大好きになりパクチーばかり食べるようになりました。
また、それまで中華料理ばっか食べていた私が、ランチでタイ料理屋を探すようになるなど、タイ料理を好きになるきっかけをくれたお店でもあります。

ぜひ立ち寄ってみてください。では今日はこのへんで^^

————–
弊社では、飲食事業者向けに創業融資の申請代行を承っています。
「飲食店を開業したいけどなにから始めたらいいかわからない」「融資ってなに?国からお金が借りられるの?」というお悩みや疑問にもお応えします。
下記にて詳しい説明をさせていただいております。お気軽にお問い合わせくださいませ。

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