【本当に意味のあるPR活動をしましょう!】飲食店・広報のすすめ

店舗を営業されているみなさま、
目的を持たずに”なんとなく”店のPR活動をしていませんか?
なんとなくチラシを作り、アルバイトのスタッフを外に立たせて「チラシ配り行ってきてね」と言っていたり、
割引クーポンを作ったら、来店したお客さんは増えたのに売り上げが変わらない…など。

すべて、目的や金額などの設定をきちんとして広報活動することが大切です。

今回は、売り上げを左右する、広報物の様々なメリット・リスクについてお話します。

「とりあえずビラ配り」やってませんか?

 

お店のPRをするために何をしよう?ということで、
「みんなやってるからひとまずチラシ配りを始めてみた」という方がいらっしゃると思います。

はたして今現在、チラシ配りに人員を割くほど余裕はあるのでしょうか?

例えば、こんなエピソードがあります。

飲食店を営むAさんが先日注文したチラシが届きました。
スタッフ人数は増やさないまま、厨房の中から一人外に出てチラシ配り。
だが、ひとり厨房から抜けているせいで料理の提供に時間がかかり、皿も溜まっててせかせかしなければならない。配膳が遅れてしまい、お客さんは怒って帰ってしまった。
渋々人数を増やして次の週もチラシ配りをしたものの、チラシの効果はいまいち。

しかも、その日の帰り道、うちのチラシが捨ててあるのを見かけてしまった…。

考え方にもよりますが、チラシ配りは時代に合っていないといわれることがあります。

現在は、「インターネットで店を調べ、自分の食べたいものを自分で選ぶ時代。

食べログ等で調べたうえで、星がいくつあるのか?
問題がなさそう、評判が良かったら行くことにする。

他者から情報を与えられて、下調べなしにそのまま店舗に行くという行為は以前より比較的減ってきています。

先ほどのエピソードの裏側としては、

歩いている人たちの行く店は既に十数分前に決まっていて、チラシ配りなどはその人にとって不必要だった。
しかも店が決まっている人に対して、スタッフがたまたま押しつけがましく渡してしまった。
店の名前も覚えられている状態で不快感まで与えてしまい、「この店は何があっても行かないぞ」と思われてしまった。

もちろん都心で客引きというものは変わらずありますし、完全に合っていないというわけではないのですが、節度をもって配るようにしないとこのような事態になりかねません。

今現在、コロナ禍にあるということもあり、人の触ったものに触れたくないという方も多く、衛生的観点から見ても、チラシ配りは適していないとも言えます。

なので「店頭メニューにチラシを置いておき、取ってもらう」というような、強制をせず必要な人にだけ受け取ってもらえる自然な流れをつくることが必要です。

さらに人的要因として、チラシ配りをする作業自体にもスタッフの向き不向きがあります。
店の中で美味しいものを作り、目の前で美味しかったと言ってもらうことにモチベーションを持っているスタッフ。「僕はチラシ配りをしにアルバイトしているんじゃない」という方もいます。
もしチラシ配りをスタッフにお願いするのであれば、スタッフのモチベーション維持のためにもチラシ配りに適している、そして無理なく引き受けてもらえる人にあらかじめ相談するようにしましょう。

魅力的なクーポンを作る5つのポイント

チラシにクーポンをホチキスで止めて配っている店などを見かけることがあると思います。これも使い方次第では無駄打ちになったり、クーポンが使われる気配がないなど、結果的に売り上げが変わらなかったりしてしまうこともあります。
クーポンを魅力的に魅せるいくつかの演出があるので、一つずつ勉強していきましょう。

期限があるから人は意識する

まず、原則としてクーポンの期限を作るようにしましょう。
期限があることで、人は行動を起こします。
無期限の場合「無期限ならいつでもいいか、いつか行こう」となり、レシートに埋もれてしまうというのが現実。数字は心を動かすパワーを秘めています。

無期限のクーポンを配布する場合

「こちらの券は無期限です」と書いてあるならまだしも、期限に関しての一切記入がない場合。これもあまり良くありません。
「クーポンを使うために店に来たのに、もう使えませんと言われたらどうしよう」という不安感から使用するハードルが高まり、店に行く足が遠のいてしまいます。

なので、「期限があるかどうか、ないのであれば無期限であること」をきちんと記入するようにしましょう。

期限の設定のしかた

かなりお得なクーポンは期限を短く、それに比べてお得度が低いクーポンは期限を長くするのが良いとされます。
お得だから早急に行かなければ!という使命感をあおるものにもなります。

「~円割引」以外の特典を作る

「10%引き」、「500円引き」などというクーポンを見かけることがありますが、それだけでなく、「○○が無料」という特典も魅力的です。

たとえば店に来ることは変わらなくても、
お酒が飲みたくて店に来た人にとっては「~%引き」というワードより「ビール1杯無料」、「アルコール飲み放題500円引き」といったような言葉のほうが魅力的に見えますよね。
そのように、特定の層に刺さるフレーズをまめに入れていくことが良いです。

ものの割引だけでなく、「学生限定」「女性限定」「シニア限定」という、性別や年代別で使えるクーポンを配ることも効果的です。

「学割のある店についつい行ってしまいがち」という経験はどなたもあるかと思います。

無理がなければ、毎回お会計の時にクーポンを渡す

これは、クーポンを年中出していても採算がとれる店舗でのみ使えるのですが、お会計のたびにクーポンを発行すること。
少し回りくどい方法ではありますが、お店を印象付けるきっかけとなります。

効率の良い広報活動とは?

人が実際に動いて広報をする活動は、その分活力があるように見せられますが、
規模の小さい店舗にとっては店舗運営じたいがままならなくなってしまう恐れがあります。

そのためには知人の店にチラシを置いてもらうなどあらかじめ設置しておくことで、
営業時間はきちんとサービスに集中できるような方法をとらなくてはなりません。

まとめ

広報・PRは飲食店営業に必須であるものの、食事をつくる行為からかけ離れているあまり「なにをどうしたら効果があるのか?」ということが最もわかりづらい分野です。
貴重な資金を割いて広報するのであれば、自分自身が納得した上できちんと支出したいところ。
なのでぜひとも、本当に正しい広報活動をするために、自分自身で向いているベストの広報の仕方を見つけましょう。

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