【飲食店のSNS運用】成功への9ポイントとSNS別攻略法|2022年最新版

ユーザーの多くがスマートフォンを保持する現代では、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の重要性は高まっており、その流れは飲食店の販売促進においても例外ではありません。

そこで本記事では、飲食店のSNS運用を成功へ導く9つのポイントを解説するとともに、各SNS別の攻略法についてご紹介します。

集客やブランディングイメージの向上にSNSを利用したい飲食店経営者様は、どうぞ最後までお付き合いください。

飲食店がSNSを利用したほうがいい理由

スマートフォン社会の現代。今や飲食店を探すにも、Google検索よりSNS検索が主流となっているとまでいわれています。

当然、飲食店側も積極的なSNS運用を考えなければ、時代の変化に対応できません。

そこでまずは、飲食店がSNSを利用したほうがいい理由について考えてみました。

時代の流れに即している

新型コロナウイルスの感染拡大が起こって以降、自宅で過ごすことが多くなった現代では、ユーザーも飲食店を選ぶ際により慎重にならざるを得ません。

そんな時に単にホームページを設置しているだけでなく、SNSによる情報発信で店舗のブランディングを積極的に推し進める飲食店は、ユーザーからも選ばれやすい傾向にあるといえます。

リアルタイムな情報発信ができる

ホームページの情報などと違い、多くのSNSではタイムラインによって発信した情報は流れていってしまいます。

しかしそれは裏を返せば、常に最新の情報をユーザーが取得できるということ。

SNSでは店舗の最新情報をリアルタイムでユーザーに届けることができます。

情報に拡散力がある

多くのSNSでは「いいね」や「ツイート」など、ユーザーが気に入った情報をチェックして、共通の嗜好を持つユーザー同士で共有する機能があります。

「バズる」という言葉に代表されるように、店舗側からの一方的な情報発信が、ユーザー間で勝手に拡散していく効果も期待できます。

顧客とのコミュニケーションが図れる

自店の発信した情報にユーザーがコメントしたり、逆にユーザーが投稿した自店の情報に店舗側がコメントしたりと、SNSを通じて顧客とのコミュニケーションが取れるのも魅力です。

こうした特徴をうまく活かせば、自店のファンを囲い込むといった営業戦略を取ることもできます。

費用がかからない

多くのSNSは、利用料自体は無料であることがほとんどです。

店舗側の準備としても、基本的には手持ちのスマートフォンがあればすぐに始めることができますので、広告費に余計なお金をかけたくない小規模飲食店にとっては、特に優秀な集客ツールとなってくれます。

SNS運用を成功させるポイント9選

SNSを運用してうまく集客につなげるためには、ただ闇雲に投稿を繰り返すだけでは成功は望めません。

ここではそんなSNS運用を成功させるポイントを、特に9つにしぼって解説します。

自店に適切なSNSを選ぶ

ひとくちにSNSとはいってみても、それにはいくつもの種類があります。

それぞれにはそれぞれの特徴があり、アプローチできるユーザー層やアピールポイントも各々違うため、その性質を見極めて自店にあったSNSを選択することが必要です。

ブランディングを意識する

なんのためにSNSで情報を発信するのか?どのような情報を発信するのか?
こうしたことを明確にしておくことが、SNSによる集客を行う際には重要です。

格式高い日本料理店が絵文字を多用した投稿を行うなど、自店のブランディングとは著しくイメージの違う発信は返って逆効果となります。

自店のブランディングとSNSにおけるブランディングに違いがないよう、常に意識した投稿を心がけましょう。

誰が発信しているのか明確にする

SNSは本来「人と人がインターネットを介してつながる」サービスです。

つまり、店舗の公式アカウントでの運用だとしても、「店」という漠然としたアカウント主が発信するよりも、店長やスタッフなど顔の見える「個人」が発信するほうが好まれます。

仮に個人が顔や名前をネット上で公開することが難しい場合でも、店内のマスコットを擬人化してみるなど、「誰が」発信しているのかを明確にすることは重要な戦略です。

定期的な更新をする

SNSを用いた集客は、有料広告などと違って一朝一夕に効果が出るものではありません。

定期的な投稿を継続して行うことで、少しずつフォロワーを増やし、それが店のファンを増やしていくことにつながるという考え方が求められます。

思いついたときにしか更新しない、忙しいからといって投稿が途切れがちになるなどは、もっとも効果の出ないSNS運用方法です。

投稿コストを意識する

経営者や店長が投稿をするのか、またはスタッフの誰かに投稿を任せるのか。

いずれにしてもSNSを継続的に運用していくというのは、それ相応の時間と労力を割かなければなりません。

担当者を決めたら後は任せたというスタンスではなく、時間と労力に見合った別報酬を検討するなど、投稿にかかるコストを意識しておくことも重要な要素です。

売り上げUPよりファン獲得

SNSは飲食店にとって大きな広告効果を生み出すツールですが、もともとSNSはコミュニケーションツールとして生まれた性質上、宣伝色を好みません。

「お店に来てね!」という直接的な集客を求める投稿よりも、投稿を通じてファンを獲得するという考え方で運用するほうが、結果的に良い効果を生み出します。

SNSアカウントを店内で告知する

SNS内で流れている情報だけに目を向けるのではなく、店内にSNSをやっていることを告知するPOPなどを設置して、自店のアカウントをフォローしてくれるよう来店客にアプローチしましょう。

SNSとは自店のファンを作り出すのに有効なツールだと理解して、実際に来店した顧客へ向けた積極的なファン囲い込みツールとしての利用も心がけたい点です。

炎上に注意する

SNSは拡散力のあるコミュニケーションツールである分、よくない評判が拡散する、いわゆる炎上には十分すぎるほど注意を払うべきです。

従業員の非常識な振る舞いを投稿したり、顧客に対する不満を投稿したりするなどは、炎上をあおるリスクが高いため十分注意します。

リスクマネージメントとして、投稿前には投稿を書いた本人だけでなく、別の人間の二重チェックを行うのも有効です。

SNS別攻略法


現在国内での利用者・月間アクティブユーザー数の多い代表的なSNSをご紹介します。

合わせて飲食店向けの攻略法についても解説しますので、自店にあったSNSを選ぶヒントにしてください。

※国内月間アクティブユーザー数に関しては、特に記載がない限りは2021年11月時点での数値です。

Twitter

国内月間アクティブユーザー数
約4,500万人

特徴
140文字制限と画像4枚までという制限がある分、軽いつぶやきのような投稿でリアルタイム性と拡散力が抜群のSNSです。

投稿をツイート、それを別のユーザーが拡散するのをRT(リツイート)と呼び、興味のあるネタを共に共有することで広く拡散していきます。

ユーザーの平均年齢は35歳といわれ、特に20代を中心に日常のささいなつぶやきを投稿するイメージがありますが、あっという間に投稿がタイムラインの底に沈んでいくというデメリットもあります。

飲食店向け攻略法
正直いってどちらかというと飲食店との相性はあまり良くありません。
攻略法としてはスタッフの営業に関するつぶやきなどを、短い投稿として1日数本~10本ほど上げるなど、数量勝負の戦略が有効となります。

Facebook

国内月間アクティブユーザー数
約2,600万人

特徴
世界的に見れば約23億人以上が利用する、圧倒的な世界No.1の巨大なプラットフォームです。
実名登録を基本とするため、悪質なコメントや風評被害、想定外の炎上などは起こりにくい傾向にあります。
ただし、ユーザーの中心が30~40代以上という高年齢層に集中しており、若年層をターゲットとした店舗には向きません。

飲食店向け攻略法
高年齢層、特に富裕層の利用が多いSNSのため、高単価の料亭やレストランや専門店にとっては魅力的なツールとなります。
そうした層にターゲットをしぼった、高品質をうたいしっかりと作り込んだ店やメニューの想いを伝える投稿を心がけるのがいいでしょう。

Instagram

国内月間アクティブユーザー数
約3,300万人

特徴
写真投稿をメインとしたSNSで、10代から20代、それも女性ユーザーが大半を占めるため、そうした層が顧客の中心である店舗には特に向いたプラットフォームです。

通常の投稿(フィード)と、動画やスライドで動く投稿を見せるストーリーズ、15秒の短尺動画を作成できるリールなどがありますので、「インスタ映え」という言葉を生み出したように、拡散力を活かした見映えのする投稿を心がけるとよいでしょう。

ただし企業の宣伝色が特に嫌われる性質があるため、いかにそれを排除した投稿ができるかが勝負のカギです。

飲食店向け攻略法
フィードでは10枚までの画像が投稿でき、またリールではショート動画も投稿できるなど、ビジュアル的に訴求したい店舗には有効な特徴を活かしたいところ。

手のこんだ仕込みシーンを撮影したり、チーズinハンバーグを切った所を撮影したり、きれいな料理写真や動画の投稿で勝負できるなど、飲食店との相性はピカイチです。

近年のInstagramはSNS依存を避けるため、毎日投稿よりも週に2~3度の投稿が推奨されているので、毎日手間をかけられない店舗にも向いています。

LINE

国内月間アクティブユーザー数
約8,900万人

特徴
LINE公式アカウントを取得することにより、友だち登録した顧客に向けて一斉にメッセージを送ることのできる特徴的なSNSです。
閲覧率も平均で65%以上の高さを誇り、メルマガのようにも利用できます。

基本的には顧客と店の1対1でのやり取りが基本となるため、拡散性はありませんが、より密度の濃いファンの囲い込みには有効です。

飲食店向け攻略法
ホームページから、もしくは来店客に友だち登録をしてもらうことにより、登録者数を獲得する告知方法を工夫するとよいでしょう。

登録したらドリンクサービスのクーポンを発行するなどして登録者数を増やしたり、LINEを通じた予約の受け入れを強化するなどが有効な戦略です。

ただし拡散性に欠けるため、他のSNSと併用して運用することをおすすめします。

You Tube

国内月間アクティブユーザー数
約6,200万人(2020年6月時点)

特徴
動画専門のSNSとして今や大人気のプラットフォームです。

視聴者の趣味趣向にあった動画が自動おすすめされるなど、自店を知らない層へのアプローチができる拡散性は魅力。
店内の様子や調理風景、湯気を上げる料理の動画など、バーチャル体験できるSNSとしては他の追随を許しません。

ただし、実際の動画作成には撮影から編集まで他のSNSにはない手間がかかるのが最大の難点です。

飲食店向け攻略法
通常客室から個室、果ては調理場やバックヤードまで、飲食店全体をバーチャルツアーできる体験動画や、スタッフの自己紹介、人気メニューの調理している所から実際に食べているところまで、動画で自店の魅力を存分に訴求できます。

投稿本数はけしてたくさんある必要はなく、クオリティの高いものを少数上げるほうが効果的です。
ただし、撮影時には店内で流れているBGMなどをマイクが拾い、著作権侵害とならないよう注意しましょう。

TikTok

国内月間アクティブユーザー数
約950万人

特徴
日本国内でも若年層を中心に近年特に人気を集めている、15秒から1分ほどの短い動画を作成・投稿できる動画型SNSで、世界的に見れば登場からわずか4年で10億人超えの大ヒットを記録しました。

みるのに時間的リソースを割かないショート動画なため、拡散性も高いのが特徴ですが、売り込みの強い投稿やクーポン券配布など、宣伝色の強い投稿は嫌われる傾向もあります。
あくまで店の高感度を上げ、顧客とのコミュニケーションが図れるツールとして利用するのがおすすめです。

飲食店向け攻略法
テーブル上で仕上げるエンターテイメント性のあるメニューを撮影するなど、動きのあるメニュー紹介はおすすめです。

見た目にこだわった美しい料理を盛り付けている所を撮影するなどして、店に興味を持ってもらった後、InstagramやLINEなど他のSNSへ誘導するURLをプロフィール欄に掲載しておきましょう。
店発信という形態より、ファン代表がお店に来店した、というストーリーをもった投稿運用がおすすめです。

まとめ

飲食店がSNSを運用するべき理由とその注意点、そして代表的なSNSについてそれぞれ解説してまいりました。

今や飲食店運営にSNSの運用は欠かせない宣伝集客ツールです。
とはいえ、あれもこれもと手を出しては、リソースを割くばかりで効率がいいとはいえません。
自店のブランディングにピッタリとハマるSNSを選択し、経営戦略にうまく組み込んでみてください。

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