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【税理士解説】飲食店経営者が見落としがちな経費計上ポイント

経費計上の落とし穴

飲食店経営において、経費を正しく計上することは、節税のための大切なポイントです。しかし、多くの飲食店経営者は、経費を計上する際にいくつかの重要な項目を見落としがちです。この記事では、特に初心者が見落としやすい税務上の経費について詳しく解説し、無駄な税金を払わずに済むためのヒントをご紹介します。

1. 見落とされがちな経費とは?
・広告宣伝費

店舗の宣伝にかける費用は、立派な経費に該当します。印刷物やチラシの作成費用だけでなく、SNS広告にかかる費用も経費として計上できます。SNSやウェブサイトを利用した広告の費用も忘れずに経費として申告しましょう。

・消耗品費

日々の営業で使用する消耗品も経費として計上できます。例えば、箸やナプキン、紙コップなどは、小さな費用かもしれませんが、月単位で見ると意外と大きな経費となります。これらの消耗品を経費としてきちんと記録することが大切です。

・従業員の交通費

アルバイトやスタッフの通勤にかかる交通費も、会社負担であれば経費に含まれます。定期代や交通費の領収書を保存しておくことで、税務署からの調査にも対応できます。

・修繕費

店舗の内装や設備の修理にかかる費用も、経費として計上することが可能です。特に、厨房設備や照明、椅子・テーブルの修繕などは、頻繁に発生するため、しっかりと記録しましょう。

2. 経費計上時の注意点
  • 領収書やレシートの保管は必須:経費として計上するためには、必ず領収書やレシートを保管しておく必要があります。
  • 事業用とプライベートの区別を明確にする:事業専用の口座やクレジットカードを作成することで、支出の管理が容易になります。
3. 経費計上に役立つポイント
  • 経費のカテゴリーを細分化する:食材費、消耗品費、広告宣伝費などに分けると、申告時にスムーズに進められます。
  • 経費の過剰計上を避ける:税務署から監査を受けた際にペナルティを避けるため、正当な経費のみを計上することが重要です。
  • クラウド会計ソフトの活用:経費管理や申告作業が格段に楽になります。
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山崎税理士からのアドバイス

経費計上に関するトラブルは、飲食店経営においてよくある問題の一つです。小さな消耗品や従業員の交通費など、見落としがちな経費も正しく計上することで、無駄な税金を払わずに済みます。税務署からの調査に備えて、日頃から領収書の整理や経費の記録を徹底しましょう。また、税理士に相談することで、経費計上に関するリスクを最小限に抑え、正しい節税対策を講じることができます。経費計上や税務に関する疑問は、REDISHのパートナーであるクロスポイント税理士法人にお任せください。経験豊富な税理士が、あなたの飲食店経営をサポートします。

監修:クロスポイント税理士法人 税理士 山﨑 結女子
HP:https://crosspoint.or.jp/

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