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数字とストーリーで融資通過率アップ!飲食店開業前に知るべき計画書作成法

こんにちは!REDISHでサービスコーディネーターをしている田邊です。
飲食店を開業したいと思ったとき、誰もが直面するのが「資金調達」の壁です。開業資金の調達は、物件探しやメニュー開発以上に頭を悩ませる人も多く、特に日本政策金融公庫(以下、公庫)などから融資を受ける場合には、事業計画書の完成度や売上計画の説得力がそのまま融資の可否に直結します。

「いざ計画書を作ったけど、これで本当に通るの?」
「数字は立てたけど、どう説明すれば説得力が出るの?」

こんな不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
ここでは、数字とストーリーをつなげて、融資担当者に納得してもらえる事業計画を作る方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
開業前に知っておくことで、計画書作成の不安がぐっと減り、融資通過率を大きく高められる内容になっています。

1. 売上計画は「分解して考える」のが鉄則

売上計画を立てるとき、多くの人は「月商〇〇円」といった総額だけを考えがちです。しかし、銀行や公庫が本当に知りたいのはその数字の根拠です。単なる大きな数字ではなく、「なぜその数字になるのか」を説明できる計画が評価されます。

売上 = 客単価 × 席数 × 回転数 × 営業日数

この4つの要素を一つずつ丁寧に考え、必ず根拠を持たせることがポイントです。数字に理由があると、融資担当者は「現実的な計画だ」と納得しやすくなります。

具体例

  • 客単価:ランチ1,000円、ディナー3,000円。
    → メニュー構成や地域の相場をもとに設定。高すぎても低すぎても説得力が落ちます。
  • 席数:店舗の広さから無理のない最大収容数を計算。
    → 実際に席を置いたときの動線や快適さも考慮すると現実的。
  • 回転数:実際の経験値や近隣の店舗を参考に、ランチなら1.5回、ディナーは1回など。
    → 「この店の立地や業態なら何回転可能か」を具体的にイメージ。
  • 営業日数:週休2日なら月22日営業など。
    → 休業日や繁忙期・閑散期も加味して計画するとより現実的。

ポイントは、数字の理由を言葉で説明できることです。
たとえば、「ランチの回転率は近隣店の平均から1.5回と設定」「席数は動線を確保したうえで最大○席」など、具体的に言えるようにしておくと説得力が増します。

公庫の評価は、「なぜその数字なのか」を説明できるかどうかで大きく変わります。
数字だけを並べても説得力はありません。必ずコンセプトとの一貫性を意識しましょう。
例えば、カジュアル居酒屋なのに客単価が高すぎたり、ランチ主体なのに席数が少なすぎたりすると、計画全体の説得力が落ちます。

さらに加えて、ワンポイント:売上計画は「最大値」を狙うのではなく、「無理なく回せる現実的な数字」を意識することが大切です。これにより、計画書全体の信頼性が格段に上がります。

飲食店経営や開業、税務・集客に関するご相談を受け付けています。

2. 事業計画書はテンプレでも大丈夫。でも中身が命

「事業計画書ってテンプレでいいですか?」という質問もよくいただきます。
結論から言うと、テンプレ自体は問題ありません。むしろ、公庫や銀行は計画書の形式よりも中身の説得力を重視します。
大切なのは、中身に数字とストーリーの一貫性があるかどうかです。チェックすべきポイントは以下の通りです。

  • 数字に根拠があるか
    → 売上、経費、原価率、利益計画などすべての数字に理由を添えられるか。根拠があいまいだと計画全体の信頼性が下がります。
  • コンセプトと矛盾していないか
    → 高級志向の店なのに客単価が低すぎる、ランチメインなのに座席数が少なすぎる、などは要注意。数字とコンセプトが一致しているか確認しましょう。
  • この店が選ばれる理由が明確か
    → 公庫は「なぜこの店にお客様が来るのか」を知りたいのです。競合店との差別化ポイントや、地域ニーズに合った強みを言語化しましょう。

具体例としては、

  • 客単価や営業時間、席数がコンセプトに沿っているか
  • メニューやサービス内容と数字がつながっているか
  • 原価率や人件費などのコスト計算が現実的か

これらが曖昧だと、融資は通りにくくなります。
さらに加えて、文章や表で「数字の裏付け」と「戦略」を見せる工夫をするとより説得力が増します。例えば、売上の内訳表や競合比較表、ターゲット顧客層と提供サービスの関係図などを入れると、公庫担当者に「この計画は考え抜かれている」と感じてもらいやすくなります。
つまり、テンプレートの形ではなく、中身の精度とストーリーの一貫性が、融資通過のカギです。

3. 融資は「通る・通らない」ではなく、改善できるもの

開業希望者の多くが抱える悩みの一つが、『この計画書で本当に融資は通るのか?』という不安です。
融資は「絶対に通る・通らない」と二択で決まるものではありません。大切なのは、どこを改善すれば通過率が上がるかを知ることです。
REDISHの融資サポートでは、計画書作成の段階で、公庫の評価軸を意識して計画を作り込みます。具体的には、以下のポイントを重点的にチェックします。

  • 数字とストーリーの一貫性
    → 売上やコスト、利益計画がコンセプトやサービス内容と矛盾していないか。
  • コンセプトと計画書の矛盾チェック
    → 客単価・席数・回転率などが店舗の立地やターゲット層に合っているか。
  • 実現可能な売上根拠の提示
    → 根拠のない売上予測は評価されません。競合比較や地域特性、過去データなどで裏付けを作ります。

さらにREDISHでは、改善の方向性を具体的に示すことも重視しています。たとえば、

  • 売上の前提が高すぎる場合は現実的な数字に調整
  • コスト計算が甘い場合は、必要経費を見直して返済計画と整合させる
  • コンセプトと数字の不一致を説明できる資料を追加

こうした改善を行うことで、融資通過率は90%以上を実現しています。
つまり、重要なのは「完璧に通るか」ではなく、通過率を高めるために改善点を把握し、計画書に反映させることです。
ポイントは、計画書を作ったあとで終わりにせず、数字・ストーリー・コンセプトを何度も見直し、改善サイクルを回すことです。これだけで、融資の通過可能性は大きく変わります。

4. 開業前にチェックしたい5つのポイント

開業希望者にアドバイスしている必ず確認すべきポイントは以下の通りです。
これらを事前にチェックしておくことで、計画書の説得力が高まり、融資通過率もぐっと上がります。

数字の根拠が明確か

→ 客単価、回転数、席数、営業日数すべてに理由をつける。
→ たとえば、ランチの客単価は近隣の同業店舗やターゲット層の購買力を参考に設定する。回転率は店舗の立地や席数に応じて現実的に想定する。

コンセプトと計画書が矛盾していないか

→ 高級カフェでランチ1,000円は矛盾していないか。
→ コンセプトと数字・メニュー・営業時間などが一貫しているか確認すること。数字だけでなく、雰囲気やサービスも含めて整合性を取ると信頼性が増す。

競合との差別化があるか

→ 何が理由でお客様がこの店を選ぶのか。
→ 地域の既存店と比べて、メニュー構成・価格・サービス・立地・ターゲット層など、差別化ポイントを具体的に整理しておく。

収益が現実的か

→ 売上計画が高すぎる/低すぎる場合は要調整。
→ 収支のバランスを確認し、原価率・人件費・家賃・広告費などの固定費・変動費を計算。現実的な利益予測があるかが重要です。

改善可能な余地があるか

→ 返済プランやリスク想定が甘くないか。
→ 不測の事態や繁忙期・閑散期を想定した柔軟な計画になっているかチェック。数字や計画に改善可能な余地があると、融資担当者にも「現実的に運営できる」と評価されやすい。

5. まとめ

飲食店開業に向けた売上計画と事業計画書作成は、数字とストーリーを一体化させる作業です。
ここまで解説してきたポイントを押さえることで、融資担当者に納得してもらえる計画書を作れるようになります。

  • 売上は「客単価 × 席数 × 回転数 × 営業日数」で分解して考える
  • 数字の根拠は必ず説明できるようにする
  • 事業計画書はテンプレで問題なし。中身の精度と一貫性がすべて
  • 融資は「通る・通らない」ではなく、改善ポイントを押さえる
  • 開業前に何度も見直し、数字とコンセプトの整合性を確認する

REDISHでは、数字とコンセプトの一貫性を意識しながら、融資の通過率を最大化するサポートを行っています。
経験豊富なコーディネーターが、あなたの計画書の強み・改善点を具体的にアドバイス。数字やストーリーのつながりを整理するだけでも、融資成功率はぐっと上がります。

飲食店開業前に一度、この「数字とストーリーの整合性」をチェックするだけでも、融資成功率は大幅にアップします。
もし、「自分の計画書を専門家にチェックしてほしい」と思ったら、まずは無料相談から始めてみてください。
REDISHなら、数字・ストーリー・コンセプトのバランスを整え、融資通過率を最大化する具体的なアドバイスが受けられます。

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