Column

コラム

中には30回来店した人も。常連さんを獲得するための圧倒的なサービス精神の裏側に迫る。

水道橋の焼肉店・焼肉ストーリー。
コロナ禍の少し前にオープンし、逆境の中で客層を変えながら新規集客に成功してきました。
あるときは、お店が継続できないかもしれないというピンチにおかされたことも。一体どのようにして乗り越え、多くの常連さんを抱える人気店となったのか。
それには、クラウドファンディングを最大限活用し、そこから常連さんになってもらうための工夫が各所に散りばめられていました。
第二弾となる今回は、常連さんを獲得するための工夫について、オーナーシェフの鈴木さんから伺ったお話をまとめました。

<聞き手:坂口>

活用次第では費用対効果は抜群。リピートに繋げる仕組みを作り、集客を最大化。

坂口:これまでに3回クラウドファンディングを実施されていますが、費用対効果はいかがでしたか?

鈴木さん:濃いファンになってくれた方も数人いて、先のことを考えると本当に良かったと思います。
ただ、クラウドファンディングのページを公開し、リターン提供して終わり、ではだめです。それだけだと1回来店して頂くだけに終わってしまい、せっかく時間をかけて取り組んだ意味がありません。
クラウドファンディングを終えた後に、複数回の来店に繋げられてこそ、本当に集客できたと言えると思います。費用対効果も最大化します。

坂口:おっしゃる通りですね。クラウドファンディングを通して、知ってもらい、来てもらい、つながれる。「つながって、継続的にコミュニケーションを取って、常連さん、リピーターさんになってもらえるということがクラウドファンディングの強みです」弊社でもそのようにお話ししています。
リピートに繋げる施策についても、とても上手なアプローチをされている印象ですが、どのような取り組みをされているのですか?

鈴木さん:クラウドファンディングで購入して頂いたお客様には、「裏LINE会員」を案内し、クローズドな限定LINEに登録してもらっています。そして、特別な優遇をして満足してもらい、継続来店してもらえるようにしています。
まず1回目、チケット利用で来店して頂いた方には、「メニューにない希少部位を人数分サービス」というお得なクーポンを用意し、「次回来店で使えます」と案内しています。

坂口:そうなんですね!クラウドファンディングのリターンでも十分お得なのに、更にお得ですよね。

鈴木さん:それだけでは終わりません。2回目来店して頂いた際には、他コースも試して頂きたいという意図から、「他コースが1人あたり3,000円割引」というクーポンを用意し、同じように「次回来店で使えます」と案内。
更に、3回目に来て頂いた方には、「メニューにない希少部位を1人前サービス」という永久クーポンを発行しています。パスワードを入力してもらい、LINE上に常時表示されるような設計です。そのため、LINE登録の継続にもつながっていると思います。

坂口:なんと!更に上を行かれてしまいました。めちゃくちゃお得ですね!すごいです!

鈴木さん:3回目までは来てもらわないと、本当にお客様として気に入って頂けないと思うので、なんとか来てもらえるように工夫しています。
ちなみに、10回目でヒレ尽くしコースも頼めるようになりますよ。

坂口:10回目もあるんですね!それだけ来て頂いたら、その後も来てくれそうですよね。
とてもうまく顧客化されていて、参考になるお話しを伺えました。ありがとうございます!
今後も、クラウドファンディングを実施されるご予定などあるのですか?

継続的に新しい取り組みを。何度も実施して、様々なお客さんを顧客化。他の飲食店にもオススメ。

鈴木さん:まだ具体的には動けていませんが、新店舗や新事業の構想もあるので、その際にまた活用したいなと考えています。
それに、今のお店でも、またタイミングを見てクラウドファンディングを実施したいと思います。

坂口:良いですね!是非、またご一緒させてください。
ちなみに、そのように複数回の実施を前向きに考えられる背景も教えて頂けますか?

鈴木さん:回数を重ねて、成功体験を得られた、コツが見えてきた、というのはもちろんありますが、認知拡大ができ、これだけ様々活用できるのなら、何度も実施すべきだと考えています。
年1回くらいは実施して、継続的に新しい取り組みを発信する。知ってもらって、そこから一定数ファンになってもらう。それを繰り返す。そんな使い方が良いと考えています。

坂口:最後に、これまでに3回クラウドファンディングを実施してきた中で、成功の秘訣は何だと考えますか?
クラウドファンディング実施を考えられている方に向けて、是非、教えて頂きたいです。

クラウドファンディング成功の秘訣は、告知の徹底。つながったお客様への案内を実施することで再来店も促せる。

鈴木さん:ページももちろん重要ですが、告知も大事かなと思います。今回はページ制作に時間を使わなくて良かった分、告知はしっかりと行いました。プレスリリースを打ったり、知人のインスタグラマーに紹介してもらったり、Twitterのプレゼントキャンペーンなども行いました。
まずは身近な方々に新たな取り組みを知ってもらって、そこからどんどん拡大していく。その最初の火種は自分で作る必要があると思います。

坂口:まさに、その通りです。鈴木さんがおっしゃるように、まずは自分でできる限りの告知を徹底することが重要です。

鈴木さん:あと、成功の秘訣ではないですが、クラウドファンディングプラットフォームで送れる活動レポートやメッセージは、かなり使えますね。クラウドファンディングが終了してからも、活動レポートやメッセージでキャンペーンの案内をすると、すぐに予約が入って完売になります。

坂口:本当にうまく活用されていますね!また是非、ご一緒させて頂ければと思います。
本日は、お忙しい中お時間頂き、貴重なお話しを本当にありがとうございました。

鈴木さん:ありがとうございました。

水道橋「焼肉ストーリー」は、クラウドファンディングをうまく活用し、単価の向上、認知拡大、新しいお客様層の獲得、リピーターの獲得を実現しました。
オーナーシェフの鈴木さんもおっしゃる通り、クラウドファンディングを終えた後に、複数回の来店に繋げることで、集客効果、費用対効果も最大化します。
その他にも、クラウドファンディングでつながったお客様へ告知ができるなど、様々な活用方法があります。

REDISHはこれまでに300件以上のサポート実績があり、クラウドファンディングの制作サポートはもちろん、クラウドファンディング後の活用方法のアドバイスや、LINEによる顧客化のサポートも可能です。
少しでも興味のある方は、以下よりお問い合わせください。