Column
コラム
田邊プロフィール:
兵庫県出身。冬にはスキー客で賑わう自然豊かな町で育つ。
名古屋外国語大学およびオーストラリアのSouthern Cross Universityで学ぶ。
卒業後は外食業界へ進み、新卒で大手外食企業に入社。
店舗運営・接客・現場マネジメントなど、飲食業の最前線で経験を積む。
はじめまして。
リディッシュ株式会社でサービスコーディネーター(SC)を務めている田邊です。
最初に、ひとつだけはっきりお伝えします。
私は、いわゆる「売るためのセールス」はしません。
目の前の契約を成立させることよりも、
その先にある開業後の日常を想像しながら、判断することを大切にしています。
なぜなら、契約を取ることよりも、
あなたのお店が「続くこと」こそが、私の仕事のゴールだと考えているからです。
開業は、スタートではありますが、同時に長い経営の入口でもあります。
その入口で無理な判断をしてしまえば、どれだけ想いがあっても、事業は続きません。
だから私は、
「今、進めるべきか」
「立ち止まるべきか」
その判断を、感情ではなく事実と設計をもとに、一緒に考える存在でありたいと思っています。

「窓口」ではなく、事業設計のパートナーでありたい
飲食店の開業は、人生を賭けた大きな決断です。
- 退職金を投じる方
- 借入をして夢に挑む方
- 家族を説得し、覚悟を決めて踏み出す方
その一つひとつの背景を思えば、
その重みを理解せずに、簡単に「大丈夫ですよ」と背中を押すことはできません。
世間では、私の立場は「窓口」と呼ばれることが多いかもしれません。
物件を紹介し、業者をつなぎ、話を前に進める役割。
けれど私は、右から左へ情報を流すだけの存在に、介在価値はないと考えています。
だからこそ私は、自分を
「サービスコーディネーター(SC)」と定義しています。
それは、オーナー様の夢をただ肯定するイエスマンではありません。
耳障りのいい言葉を並べることでもありません。
ときには、計画の甘さを指摘します。
ときには、時間をかけて練り上げた構想であっても、
一度すべてを白紙に戻す提案をすることもあります。
それでも目指すのは、ただ一つ。
感情論ではなく、現実に勝てる形へと再構築すること。
冷静な数字と、現場で培った感覚の両方を使って、
「続く店」になるための道筋を設計する。
その覚悟を持って、あなたの事業に並走する。
それが、私の役割です。
物件の前に、まず「設計」を
多くの方が、開業を考えたときに最初に始めるのは「物件探し」です。
- 駅徒歩3分の好立地
- 居抜きで初期費用を抑えられそう
- 「今しか出ない」と背中を押された
もちろん、物件が重要であることは間違いありません。
立地は、売上に直結する大きな要素です。
ただ、順序を間違えた瞬間、事業のリスクは一気に跳ね上がります。
なぜなら、物件は一度決めたら簡単には引き返せない
「固定費」という名の重い選択だからです。
料理にたとえるなら、こうです。
何を作るかも決めていない。
出汁の取り方も、味の方向性も定まっていない。
それなのに、先に「高級な鍋」を買ってしまう。
プロの料理人なら、きっとこう言うはずです。
「まずは、何を作るか決めよう。道具はその後だ」
店舗経営も、まったく同じです。
- 誰に届けるのか(ターゲット)
- 何を提供するのか(コンセプト)
- どう成立させるのか(客単価・回転率・原価・損益分岐)
この事業の“出汁”が決まらないまま、
いきなり物件という大きな固定費を背負う。
すると、
売れない理由を立地のせいにしてしまう。
価格を下げ、原価を削り、コンセプトが薄れていく。
結果として、「続かない店」になってしまうのです。
だから私は、物件の話に入る前に、必ず設計から始めます。
私が提供したいのは、単なる物件情報ではありません。
「なぜ、この店が選ばれるのか」 「どこでなら、その勝ち方が成立するのか」
その理由を言語化した、
事業の設計図そのものです。
物件は、その設計図を実現するための
「最後に選ぶ道具」にすぎません。
あなたの成功のためなら、「NO」も伝えます
以前、こんなご相談がありました。
「理想的な物件が見つかりました。
ここで、長年の夢だったオーガニックレストランを開きたいんです」
物件は、若者が多く集まる繁華街の空中階。
家賃は相場よりやや高めで、すでに契約直前の段階でした。
資料を一通り確認したあと、
私は慎重に言葉を選びながらも、はっきりとお伝えしました。
「この物件で、この計画を進めるのは、一度立ち止まりましょう」
夢に水を差す言葉だと分かっていました。
けれど、目をそらしてはいけない数字が、そこにはあったからです。
エリアの主な客層と来街目的。
想定されるランチ・ディナーの平均単価。
目指す品質を実現するための原価率。
空中階で認知を取るために必要な広告費。
そして、初期投資の回収スピードと運転資金。
感情ではなく、事実(ファクト)を一つずつ並べて説明しました。
「今のままでは、
理想を追いかけるほど、資金が先に尽きてしまう可能性が高い。
それは、事業として非常に危険です」
その場は、正直、重たい空気になりました。
それでも私は、こう続けました。
「ただ、あなたの“食で人を健康にしたい”という想い自体は、本物です。
だからこそ、鍋(場所)を変えましょう。
家賃を抑え、その分を食材と体験に使える場所で、勝ちにいくべきです」
結果として、計画は一から組み直され、
別のエリアで開業することになりました。
今ではそのお店は、地域に根付き、
無理のない形で安定した経営を続けています。
後日、その方からこんな言葉をいただきました。
「止めてくれて、本当にありがとうございました。
あのとき、あのまま進んでいたらと思うと、正直怖いです」
これが、私の考える介在価値です。
契約を進めることよりも、
「続くかどうか」という一点に責任を持つ。
そのためなら、私は迷わず「NO」を伝えます。
開業前の「今」だからこそ、できることがあります
もし今、
・この計画で本当に大丈夫なのか、どこか引っかかっている
・勢いで物件を決めようとしている自覚がある
・利害関係のない立場で、冷静に見てほしい
そう感じているなら、
契約書にサインをする前に、一度立ち止まってみませんか。
開業してから軌道修正するには、
時間も資金も、そして精神的な余裕も必要になります。
一方で、開業前の「今」であれば、選択肢はまだ残されています。
私は、
「必ず開業してください」とは言いません。
「今はやめた方がいい」という結論になることもあります。
それでも、
あなたの人生にとって最もリスクの少ない判断は何か。
その一点から、正直にお話しします。
甘い言葉は言いません。
ですが、あなたの成功確率を最大化するために、
全力で向き合うことをお約束します。
あなたの情熱を、一過性の夢で終わらせないために。
まずは、じっくりお話を聞かせてください。
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