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【税理士監修】飲食店経営者が知っておくべき税務申告の基本と必要書類

税務申告の基本

飲食店経営者として、税務申告は避けられない重要な業務です。特に、開業したばかりの方にとっては、税務申告の流れや必要書類の準備は慣れていないと難しく感じるかもしれません。ここでは、税務申告に必要なステップを詳しく説明し、初めての方でもスムーズに進められるようサポートします。

1. 税務申告の流れ
①年間売上と経費の集計

飲食店の運営において、毎日の売上と経費をしっかり記録することが重要です。経費には食材費、賃料、人件費などが含まれます。これらを月ごとに整理しておくことで、年度末の申告準備が楽になります。また、売上だけでなく、飲食店特有の経費も考慮する必要があります。例えば、レジやBGM、メニュー開発にかかる費用も経費として計上できます。月ごとの帳簿を確認し、正確な数字を集計しましょう。

②必要書類の準備

税務申告には、以下の書類を準備します:

  • 売上帳簿:毎日の売上を記録した帳簿。レジデータ保存が必要です。
  • 領収書や請求書:経費に関連するレシート(領収書)や請求書をきちんと保管し、経費証明に使用します。
  • 経費明細:食材、備品、広告費、人件費など、すべての経費を明細としてリスト化します。
  • 預金通帳のコピー:売上や支払いの証拠として、取引の履歴を確認できる通帳も用意します。
③税務署への提出

すべての書類が揃ったら、税務署へ提出します。電子申告が普及しており、e-Taxを利用することで、青色申告控除額が65万円になり、自宅から簡単に申告手続きを完了させることができます。提出期限を守ることも重要です。通常、個人事業主の場合、確定申告の期限は毎年3月15日です。計画的に進めましょう。

2. 申告時の注意点
  • 毎月の帳簿管理を徹底する:年度末に焦らないために、毎月の帳簿をきちんと記録しておくことが重要です。レシートや領収書はなくさないようにファイルなどで管理し、経費漏れを防ぎましょう。
  • 正確な数字を記録する:売上や経費を計算するときは、できるだけ正確な数字を記録するように心掛けましょう。少しのミスでも、後々税務署とのトラブルになる可能性があります。
川上税理士の写真

川上税理士からのアドバイス

初めての税務申告は不安なことも多いですが、しっかりと準備をしておけば問題ありません。特に、青色申告を選ぶことで大きな節税効果が期待できるため、可能であれば積極的に検討しましょう。また、税理士に相談することで、税務の専門知識を活用し、経費の計上漏れや帳簿管理のミスを防ぐことができます。
税務申告や経費計上に関するお悩みは、ぜひREDISHのパートナーであるクロスポイント税理士法人までご相談ください。飲食店の経営を支えるためのサポートを行っています。

監修:クロスポイント税理士法人 税理士 川上 裕貴
HP:https://crosspoint.or.jp/

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