【飲食店開業】自宅で飲食店の開業をするには?~実践編~

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?今回は「自宅で飲食店の開業」について。
いまひそかに人気となっている開業体系となっています。

自宅開業って?

元から自分の住んでいる自宅で店舗を開業することです。
上の階では普通に暮らし、下でカフェなどを経営したり、今ひそかに人気となっている経営体系で、カフェだけでなくサロンや自宅兼事務所として作る人もいます。

 


「子供が巣立って部屋が空いたため、なにか開業をしたい」
「老後の夢だったカフェの開業をしたい」
「新しい家を立てるにあたってお店を始められるつくりにしたい」
など様々な動機で始められる方もいます。
店舗を別の場所に出す場合と比べて、暮らす住宅の家賃だけ支払えばいいので固定費が少なく済むという利点があり、人気があります。

 

営業許可を取るためにリフォームは必須!

 

 

 

 

営業許可を取るために必要な設備

食品衛生法で指定されている設備についてたくさんの項目がありますが、今回は工事で特にお金のかかる部分を抜粋してまとめます。

・建物内で、店舗施設と住居スペースは壁や扉で仕切られていること
パーテーションのような動かせるものではなくきちんと壁が作られている必要があります。

住居で使用するキッチンと別に店舗用のキッチンを用意すること
・2槽式のシンクがあり、お湯が出る設備があること
この時点で、一般家庭にはない設備が多く必要とされています。
ここの設備の資金が主にかかると考えておくと良いでしょう。

・作業場の明るさは50ルクス以上であること
一般的な住宅の照明が50ルクスとされていて、落ち着いた雰囲気の喫茶店は30ルクス近くというのが目安です。なのでよほど間接照明の部屋出ない限りは大きな変更は不要だと思われます。

・厨房の内壁は、床から1m以上の高さまで耐水性のものであること
・床も水洗い出来る素材かつ、水を流せる勾配と排水溝があること
家で家族に料理を提供するわけではなく、お金を受け取って提供することになります。なので、清潔な床を維持できないといけません。フローリング床を流用することは不可能です。

食器棚は、扉付きのものであること
食器にホコリなどがついたりしないための対策です。

・虫が入ってこない網戸・シャッター付き換気扇があること
使用しない際に閉じることのできるシャッターが換気扇としてついている必要があります。

・スタッフが手を洗う専用のL5サイズ(横幅36㎝ 奥行28㎝)以上のサイズの手洗と固定型の石鹸液があること
住居の水道場、店舗のキッチンの水道場とまた別で手洗い専用の水道場が必要です。
L5サイズはそこまで大きいものではないのですが、少しサイズを下回っているだけで交換しなければならないこともあります。

・従業員の人数に合わせた更衣室または更衣設備があること

このように、内装だけでもクリアしなければならない項目がいくつもあります。

各地域によって基準は変わるため、保健所に行き相談するようにしましょう。

集客をしていくには?

 

 

さて、保健所の基準をクリアし、内装も完成したところでゴールではありません。
ここからしっかりと稼いでいかなければなりません。

 

ご近所さんには、いちど無料で遊びに来てもらう

常連さんとなりやすいのは、やはり近所の方。
ですが、わざわざお金出してきてほしい!と言うと「近いうち遊びに行くね」と返事はあるもののわざわざ行かないこともしばしば。
そこで、「今度ごちそうするからよかったら一度遊びにきて!」と宣伝してまわり、いちど来てもらうことで、味や雰囲気の良さを知ってもらえれば、身近にファンを作る第一歩となるでしょう。

目立つ位置に看板の設置をする

お店を立てるといえど外見はやはり普通の家なので、わかりやすいアピールが必要です。
せっかくの開業をしたのに店が目立ちにくいと、店に入ってもらえません。
土地を借りた開業より自宅開業の難しいポイントが、「目立たない」ということなのです。
ここには非常に気を付けなければなりません。

敷地から店舗出入り口までのアプローチが長い住宅の場合、うまく目立つ位置に立て看板を置かないといけません。
敷地をでるギリギリに看板を立て、そこからドアまでの道のりを明確に示さないと入ってもらえないでしょう。

むやみにポスティングはしすぎないこと

過剰にポスティングをするとかえって印象が悪くなることもあります。
顔も住所もよく知っている間柄の家に宣伝活動をするわけですから、ご近所との関係性も考慮したうえでポスティングを行わないといけません。

駅前に出向いて不特定多数相手にビラ配りをするのとでは話が違います。
関係性を考慮しなければならないのが自宅開業の難しいポイントです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
リスクが少ないとはいえ、工事費はやはりかかってしまうものです。
それに、近所に利害をもたらす可能性もあるため、ご近所づきあいはきちんとしていくことが重要となります。

 

 

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